【(通じ・通ぢ)】
1.基本の綜(へ)。〈"綜" は綜絖の経糸を通す部分〉 ⇔よこへ(横綜)
『つうちよこへに つりわけて をりひめかさり ふむときに』ホ23 『よこへにわけて つうちひく かひぬきなけて をさめくる』ホ23 『にしきのあやお をることく よこへつうちに たておわけ』ホ27 『をぬうなる みははもすそも ほころひす つうしよこへの いともかしこし』フをぬう |
2.(経・法を)その国に通す者。 =くにつこ(国司・国造)
『ふとまにみれは けたおしる つうしよこへお つかわして』ホ21 『やそへのくにに つうちおき もののへたてお をしゑしむ』ホ23 『さかおみあたひ つうちへて たたちにつくる あのめつけ これあたひらそ』ホ23 『にしきのあやお をることく よこへつうちに たておわけ』ホ27 『をぬうなる みははもすそも ほころひす つうしよこへの いともかしこし』フをぬう |
「つうす・つうつ」の名詞化。
「つうつ・つうす」は「つふ(通ふ)」と同義語「うす(揺す)
・ うつ(復つ)」の合成。
ここでは「C:
行き来させる・通す・回す」などの意。
変態:「とおし(通し)」
類語:「くにつこ(国司・国造)」
関連語:「よこへ(横綜・横侍)」
10/07/07
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