おか  オカ  oka

  

【(起・熾・仰・拝)・岡・丘・陸】
正の方向に離れる/離すさま。
 ●高み。高まり。隆起。

ふちおかあなの おしほゐに うふやのみみに あれませる おしほみのみこ』ホ6
『あきかえるとき またあえは ゆききのおかの なこそゑる』ホ11
『つかるには ぬまほりあけて たみつうむ あそへのおかの ゐゆきやま』ホ24
『あまのこやねも かすかくに とふひのおかに やまとかわ』ホ24
くにみかおかに いくさたて つくるみうたに かんかせの』ホ29
『わきかみの ほほまのおかに みゆきして めくりのそめは』ホ31
『きみとしみそひ さかいおか わかみやのとき わかはゑか ぬなきめはすけ』ホ31

 ●上げ。斎み。敬い。仰ぎ。拝み。

『いせいいの たかひおかわに すすととむ たかみやつくり しつめます』ホ36

 
おく(起く・熾く)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。

変態:「ゆか(床)」「おき(起き)」「うき(浮き)」「あけ(上げ)」
類語:「きし(岸)

 
 

【(送)・岡・丘】
還り。送り。帰還。送還。

『みこしなし あすひらおかに おくるとき さるたかこえは ゆるされて』ホ28
かたおかむろの たきしみこ おりにひるねの ゆかにふす』ホ31
『かんなそか おもむろおくる つきたおかホ31

 
おく(送く)」の名詞化。
ここでは「C: 回る/回す・還る/還す・帰還する・送る」などの意。

  

10/03/08

  

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