【(粗兼)・粗金】
下って凝ったもの。
●地。土。埴。 下。末。卑賎。
『あらかねの つちにおちたる さすらをの』ホ9 『あらかねのはお うつろゐの うをまさかみの まさかりや』ミ8 |
「あら(粗)」+「かね(兼・固)」
「あら」は「ある(粗る)」の名詞化で、ここでは「下る・沈む」などの意。
「かね」は「かぬ(和ぬ・交ぬ)」の名詞化。ここでは「寄る・集まる・凝り固まる」などの意。
よって「あらかね」は「下って凝ったもの」の意となり、「陰」が下って凝り成った「くに(地)」「つち(土)」「はに(埴)」と同義となる。
【粗金・鉱】
熟れてない(精錬されてない)金属。粗鉱。鉱石。
(埴に空が通って成ったもの)
『やまにうつほの とほりなる あらかねのあわ すすなまり』ホ15 『てるあらかねお たたらなし ふいこにねれよ』ホ15 『いしたまの ふなるはつきす あらかねの みつはほねりて いろかわる』ホ15 『あらかねのはお うつろゐの うをまさかみの まさかりや』ミ8 『ふのゐさめ あらかねわけて ねりきたえ かまもつるきも かそえやわらく』フふゐさ |
10/03/16
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