やも  ヤモ  yamo

  

【八面・八方・弥方】
1.八方。 東・西・南・北・南東・南西・北東・北西。
2.「と・ほ・か・み・ゑ・ひ・た・め」の各国。
3.あらゆる方向・区域。全方向。全土。

やもやくたりの みこうみて みなそのくにお をさめしむ』ホ2
くこわにやもお なにかたと うむくにすへて おのころそ』ホ18
『なにくにさつち やもぬしと なりてとほかみ ゑひための くににうむこは』ホ18
『ゐつかみの はらみはつほは よもやもの なかはしらなり』ホ24
『ををんかみ つきおおほして いせのみち やもひとくさお いけめくむ』ホ36

全部見る 

 
や(八・弥)」+「も(方・端・辺)
また「やも」は「やむ(熟む)」の名詞化。

類語:「やおも(八面)」「よも(四方)」「やしま(八州)」「やすみ(八隅)」「ひすみ(弥州)

  
 

【熟】【八百】【弥も】
正の方向に離れるさま。「増す・高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
 ● 数多いさま。800。

『ゆふのはは たていとやもり をさよもは やそりひとよみ やりひとて』ホ23
『このゆえは あやにしこりは おさはやも ひとはによたり みちふもり』ホ23
『もののへお やもりつかぬる ぬしはこれ おおものぬしや』ホ23
やもかみお めしてわれよお いなまんと さるたにあなお ほらしむる』ホ28
やもつかふかみ はんへりて ひもろけささけ あにことふ』ホ28

全部見る 

 ● 大変に長い時間/期間。

『かれをはとのそ めはまえと やもつつきまて』ホ2

 
やむ(熟む)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
また「や(八)」+「も(百・茂)」 「や(弥)」+「も(係助詞)」

変態:「やを(八百)
類語:「やそ(八十)」「もも(百)」「ゐも(五百)」「ももち(百千)」「よろち(万千)」「ちち(千々)」「やち(八千)」「やよろ(八万)」「やそよろ(八十万)」「やもよろ(八百万)

  

09/11/25

  

 基本理論はこちら

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】