さかふ  サカフ  sakafu
さかゆ  サカユ  sakayu

  

【栄ふ】
D: 正の方向に離れる/離す。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」

『さにさかゑ つはにしつくる』ホ1
『みそとせややに のひさかゑ もものつくりき みものはり ゐもはむなきそ』ホ17
『ゐゑもさかえて そろふゆる みつほとなせる かみうたそ』ホ17
『きはねより さかえるのあは にのさかえ ひおつるのあは かにおとる』ホ21
『あまつひつきの さかゑんは あめつちくれと きわめなきかな』ホ27
『きみさかえんと たのしみて いきしこをして うらなはす』ホ33
『おのおのみをや まつるへし ほすえさかえる そのみちは みかさふみなり』ミ序
『くわのきは よもにさかえて ゑたもねも みつまたなりて そふほすえ』ミ4

 
さく(咲く)」と同義語「かふ(上ふ)」の合成。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)の方向に離れる/離す」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。

変態:「さかる(盛る)」「しける(茂る・繁る)」「しきる(頻る)」「たきる(滾る)
派生語:「さかゑ(栄え)」「さかゐ(栄)

 
 

【(離ふ・放ふ)・逆ふ】
B: 離れる/離す。分れる/分ける。払う。反る。それ/そらす。曲る/曲げる。背く/背ける。

さかふはきりつ まつらふは ほめてもろかみ ひきいつつ』ホ10
『われはひのまこ ひにむかふ あめにさかえは しりそきて』ホ29
『くにふくいわく これなんち あめにさかふお うたしむと』ホ34

 
さく(離く)」同義語と「かふ(離ふ・曲ふ)」の合成。
ここでは「B: 離れる/離す・そる/そらす・曲る/曲げる」などの意。

変態:「さかる(離る・逆る)
類語:「さからふ(逆らう)」「そむく(背く)

 
 

【境ふ】
A: 合う/合わす収める。囲む。
B: 離す/離す。分れる/分ける。区切る。

さく(添く/離く)」と同義語「かふ(交ふ・離ふ)」の合成。
ここでは「A: 合わす・収める・囲む」、裏を返して「B: 離す・分ける・区切る」などの意。

派生語:「さかひ(境・堺)

 
 

【(下かふ・倒ふ)】
E: 負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」

『かみかよの とほこのみちも ややさかふ かれおをさむる やまとたけ』ミ序

 
さく(垂く・下ぐ)」と同義語「かふ(枯ふ・朽ふ)」の合成。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる/離す」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」などの意。

変態:「さかる(下がる)

  

09/11/27

  

 基本理論はこちら

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】