みかり  ミカリ  mikari

  

【(恵り・巡幸り)】
めぐらすこと。恵むこと。巡って恵むこと。
巡幸。

『きみのみかりに ちたるくに みちおさためて をさむのち』ホ6
みかりのをとも こふゆえに むらくもめして みことのり』ホ24
『きみはみつから みかりなす にしなかくにの やまおもて』ホ25
『みそふかみ みかりおこえは めくりみて すたるおなおし たえおたし』ホ27
『あふみつき くまそそむきて みつきせす おしてささけて みかりこふ』ホ38
『おさいわく むかしあめみこ みかりのひ ここにみけなし』ホ38
『ほつまさわけは さかおりの たけひのほりて みかりこふ』ホ39
『まつろはされは ころすゆえ おおんたからか みかりこふ』ホ39

 
みかる」の名詞化。
「みかる」は
みく(巡く)」+「かる(回る・転る)」の合成。
ここでは「C: めぐる/めぐらす」の意。

『天が下 和して恵る 日月こそ 晴れて明るき 民の父母なり』7文
『また八重垣は 西(右)に預け 争み あらば 能く平けて 恵み和せと』11文
こうあるように「和つ日月君が地を巡る」場合には、常に「天が下を和して恵む」という日・月の機能を伴う。

変態:「めくり(巡幸り)まかり(還り・環)
類語:「みゆき(御幸・行幸)」「はこね(運廻)
関連語:
めくる(回る/恵る)」「みめくる(回転る/回恵る)」「めくりかる(巡り回る/恵り回る)」「めくりみる(巡り回る/恵り回る)

  

11/02/19

  

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