いや  イヤ  iya
ゐや  ヰヤ  wiya

  

【弥・(上・大・熟・妙・祝)】【礼・敬・斎】
1.正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま

『みそきにたみの ととのいて いやまととほる』ホ5
『ひめおゑんやと いやといに みなはたれそと うらとえは』
ホ9
『たとなしたみも にきはえは ゐやまととふる やまとくに』ホ23

2.正の方向に離すさま。「上げる・敬う・尊ぶ・勢い付ける・栄す・優れさす・至す」さま
3.<副詞的に> しだいに。いよいよ。ますます。まったく。 敬って。うやうやしく。畏んで。

いやたけいかり ほはなふく かみみつはめお まねくとき』ホ8
『さそあしなんと はにしらん いやすりたける』ホ17
『のちのよに いやをさまれは うゑしらて おこるたのしの みつるとき』ホ23
『いかんそゆきて むけさらん もろみこもけに いやちこと』ホ29
『あしはらの しけこきおやに すかたたみ いやさやしきて わかふたりねん』ホ31

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いゆ(上ゆ・敬ゆ・熟ゆ・斎ゆ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。

変態:「うや(敬)」「いよ(弥)」「いわ(岩)」「うわ(上)みや(雅)」「みよ(妙)にや(熟)

 
 

【否・嫌・厭】【卑・賤】
B: 離すさま。払うさま。避けるさま。それ。そらし。曲り。

『さてしりぬ まつるさきたま とこにすむ いやかみすます』ホ27
『もろおとろきて ととむれは いやとよわれは たみのため にかきおはみて』ホ28

E: 負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま

 
いゆ(往ゆ・嫌ゆ/忌ゆ・卑ゆ)」の名詞化。
ここでは「B: 離す・払う・避ける・そらす」、また「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

変態:「いな(否)」「みな(穢・厭)」「おゑ(汚穢)
類語:「いいえ」
派生語:「いやし(卑し)

  

10/02/01

  

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