ウケステメ

→ 語義
  

クロソノツミ王の妻で、クロソノツメル (クロソノツモル) の母。 =西の母 (西王母)。
日本に来てトヨケ(東の君)に師事して『和の道奥』を授かり、ココリ姫と姉妹関係を結ぶ。
たびたび根の国のココリ姫の許を訪れている。 
峰輿
の発明者。八州巡りの途中のニニキネにまみえた時、峰輿の返礼としてみちみの桃を賜っている。
 

  クロソノツミ────┐
(コロヒン君シナ君)  ├─クロソノツモル
            │(クロソノツメル)
  ウケステメ─────┘
  (西の母)

  

【西王母】セイワウボ −広辞苑より−
1. 中国に古く信仰された女仙。姓は楊、名は回。周の穆(ぼく)王が西に巡狩して崑崙(こんろん)に遊び、西王母に会い、帰るのを忘れたという。また、漢の武帝が長生を願っていた際、西王母は天上から降り、仙桃七顆を与えたという。  
2. 能の一。神物。西王母が桃の実を周の穆王に贈ったことを脚色。

【東王父】http://www.asuka-tobira.com/saimei/doukyo.htm
神仙の世界には仙薬があって、それを飲めばだれでも長生きできると考えられていた。仙薬は西の昆崙山(こんろんさん)に住む西王母(せいおうぼ)が持っており、また,東方の海に三神山(「蓬莱(ほうらい)」「方丈」「瀛州(えいしゅう)」)があって、そこに住む仙人が持っているとされた。
東王父は、東王父、東王公、東君木公、これらの表記がある。東方・太陽・男性を表し、中国から見て東にある大海中の山 (蓬莱山) に住んでいる。
  

★古くは殷の卜辞に”西母”との名が見られ、その姿は書によってまちまちだ。西王母が、東王父あるいは地上の王者と交渉や交流をするという伝説が、中国にはずっと流れていた。
★「淮南子」(えなんじ)という書物には、英雄神で弓の名人の枅(げい)が、西王母からもらった不老不死の薬を、その妻が盗んで月の中に逃げ込んでヒキガエルになった、という伝説などが載っている。前漢の武帝が長生を願っていた際、西王母が天上から降りてきて、「仙桃七顆」を与えたという。武帝が7つ貰った桃のうち2つを食べて、その種を植えて増やそうとでも思ったか、手許に留めようとしたところ、西王母は武帝に「この桃は三千年に1度だけ花が咲き、三千年に1度実るだけで、普通の桃ではありません」といったという。以来中国では、西王母の図を描く場合は、必ず桃を配する習いになっている。
  

ウケステメ 根の国に来て タマキネに よく仕ふれば 実に応え ココリの妹と 結ばせて 和の道奥 授けます』15文
『喜び帰る ウケステメ コロヒン君と 因み合い クロソノツモル 御子 生みて 西の母尊 また来たり』15文
『妹ウケステメ アカガタに クロソノツミと 生む御子を 転日つ国の 君となす』24文
クロソノツメル 君の 険しき峰の 越す時に 峰輿造り 子を育つ 今ここに来て まみえなす』24文
その返えに 満ちみの桃を 賜われば "花見のは 稀なり" と 地苞になす』24文
ココリ姫 紋に織り和す 鳥たすき に捧げて また西の 母が土産と 世に遺る』24文
精の園の を賜る 西の母 交[] 楽しみの 深き寿』フ108

  

  

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