タカオハリベ

→ 語義
  

高尾張侍 (高終侍)。
「タカオハリ(高終)を治める物部」の意。「タカ」は葛城の同義語と思われる。
タカオハリは「葛城国の終端」の意で、高天彦神社高鴨神社付近を指すのではないかと思う。
身の丈が低く、手足が長く、大力で、穢気を放って手強かった。天皇はオオモノヌシクシミカタマに対策を命じ、網を被らせてようやく退治する。 
ツルギネ
はこの地を神武から賜わるが、元来葛城は ヒコトヌシカッテ−?−ツルギネ の領地だったわけで、神武側に付いて元の領地を取り戻したことになる。
 

奈良県御所市大字高天、高天彦 (タカマヒコ) 神社
奈良県御所市大字鳴神字捨篠、高鴨 (タカカモ) 神社
  

■葛城のツルギネ一族とタカクラシタの一族との婚姻によって発生したのが尾張連と推測する。
熱田神宮の大宮司家は、当初尾張氏で火明命の後裔と伝え、大和国葛城郡高尾張邑に起こったという。尾張国造として尾張の古豪となり、熱田大宮司職を世襲した。
★『旧事』亦は葛木彦命(カツラギヒコ)尾張連等の先祖。天忍男命の子。この命は、池心朝[孝昭天皇]の御世に大連となり仕える。天忍男命は、葛木の剣根命の娘の賀奈良知姫(かならちひめ)を妻とし二男一女を生む。即ち尾張連の祖の瀛津世襲命 (葛木彦命)、建額赤命 (タケヌカアカノミコト)世襲足姫命
★『書紀』高尾張邑(たかおわりのむら)にいた土蜘蛛。 邑の名を変えて葛城とした。
   

高尾張侍が 背低くて 足長蜘蛛の 大力 穢気を放りて 寄せ付けず』29文
多賀の宮守る ウモノヌシ クシミカタマに 御言宣 モノヌシ考え 葛網を 結ひ 被らせて やや殺す』29文

  

  

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