キツナ

→ 語義
  

絆。紲。口縄。
具体的には差縄(さしなわ)と思われる。
  

【絆・紲】キヅナ −広辞苑より−
1.馬・犬・鷹など、動物をつなぎとめる綱。
2.断つにしのびない恩愛。離れがたい情実。ほだし。係累。繋縛。

【口縄】クチナハ −広辞苑より−
牛馬の口につけて引く縄。くちとりなわ。

【差縄・指縄】サシナハ −広辞苑より−
乗馬の口につけて引く、布または糸の撚り縄。さしづな。
  

『厳駆けは 腹帯緩めず ちと締めて 下嘗きつな 胸懸も 四方手に添えて』19-2文
轡綱 一丈六尺の 中ほどを きつなに添えて 轡の 派に結ふ 端を 両手に持つ 熱走り無き 一貫間19-2文

  

  

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