カサヌヒ・カサヌイ

→ 語義
  

笠縫 (重和)。 
ミマキイリヒコ
(10代崇神天皇) の四年、神の稜威を畏れた天皇は、三種宝ヤタ鏡 (アマテル神の御霊) トヨスキ姫をしてカサヌイに祭らしめる。 
遺称地が檜原神社など奈良県各地に在るが、おそらくはアマテルの墓所であるマナヰの傘松山であろう。
  

■『この梯立カサヌイの上より ミヤヅの松に 雲 棚引き渡す』36文
天橋立ケーブルリフトを昇った所に傘松公園、また宮津市内に松原という地名がある。カサヌイ=傘松山、宮津の松=宮津市松原町、とするとしっくりする。
■第一、オオクニタマを墓所である山辺に祭っているのだから、アマテルも墓所であるマナヰの原に祭ったと考えるのが自然である。
★『倭姫命世記』御間城入彦五十瓊殖天皇(崇神天皇)の即位六年[己丑]秋九月、倭笠縫邑に磯城の神籬を立て、天照大神と草薙の剱を奉遷し、皇女豊鋤入姫命に奉斎せしめた。
  

アマテル神は 笠縫に トヨスキ姫に 纏らしむ オオクニタマは ヌナギ姫 山辺の里に 纏らしむ』33文
『昔 トヨスキ の告げ 御霊笥かつぎ 与謝に行く  この橋立は 笠縫の 上より宮津の 松に雲 棚引き渡す』
36文

  

  

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