まれ  マレ  mare

  

【稀・希】
回り巡ってくるさま (だからしょっちゅう来ない)。常ならざるさま。滅多にないさま。

『よろまろひとり そはにあり きみはよわくて みそきまれホ11
『ほめはうまきに ふけるゆえ まれにうまるも まつしくて』ホ13
『たちからを みそむつきます さるたひこ そむとしおれと これはまれホ16
『くにかみなとは たみのため こころつくして あふらへり こたねまれなり』ホ16
『みちみのももお たまわれは はなみのももは まれなりと くにつとになす』ホ24
『おとろきいりて たらにつく そらつかみかは まれひとと』ホ25

 ●<副詞的に> 希少にも。わずかに。たった。

まれひとり ひめはひめなり またうまは まきれんために いみなせん』ホ16

 
まる(回る・転る)」の名詞化。
ここでは「C: 回る・行き来する」などの意。

変態:「まろ(回・転)
類語:「たま(適・偶)」「たまさか(偶・適)」「たまゆら(玉響)

  

09/09/06

  

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