かるきみ  カルキミ  karukimi

  

【離る君・枯る君】
左遷されて(地の果てに)離れた君。津軽の君。 =オホナムチ

『かみにみつけの かんつかい かるきみのこの しまつうし』ホ11
『かすかはおなし ひたにます みきはひたかみ うおきみと かるきみをきな』ホ13
かるきみも みたれゆるせは たれうちそ』ホ13
『ときにかるきみ すすみいふ なんそとかむや わかたから ひとたたゆるそ』ホ13

 
かる(枯る)」+「きみ(君)
「かる」はここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
これは「あかる(散る・倦枯)」「つかる(尽かる・津軽)」の「かる」と同じ。
つまり辺境「津軽アカル宮」の守となったオホナムチを言う。

類語:「ひすみきみ(日隅君)

  

09/08/04

  

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