ほお  ホオ  hoo
ほを  ホヲ  howo

  

【(蝕・汚)】
1.曲げるさま。汚すさま。
2.負の方向に離すさま。「下げる・勢いを失わす・劣らす・縮小する・沈める・隅に置く・果てさす」さま

『きしゐのいなた ほをむしに いたむおなけき』ホ1
『うつしくに やめるおいやし とりけもの ほおむしはらひ ふゆおなす』ホ9
『をしくさに あふけはほをの むしさりて やはりわかやき』
ホ9
『そらほおことは ひつしはえ わらもてつくる』ホ12
『ふしあれのわき そろをゑは しなとまつりに のわきうつ ほをのはらゐそ』ミ7

 
ほふ・ほゆ (蝕ふ・汚ふ)」の名詞化。
ここでは「B: 離す・反らす・曲げる」、また「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる/離す」で、「下げる・勢いを失わす・劣らす・縮小する・静める・隅に置く・果てさす」などの意。

変態:「おゑ(汚穢)」「ほゐ(蝕)」「はほ(蝕)
派生語:「ほおむし(蝕虫)」「ほおこ(這子)

 
 

【(火)】【頬】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
 ●火。炎。明るいさま。赤いさま。

『すえはなもひこ ほおてみの いみなうつきね』ホ24

 ●広々したさま。大方を占めるさま。

 
ほふ・ほゆ (栄ふ・褒ふ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。

変態:「ほほ(粗・略)
類語:「ほのほ(炎)」「をのほ(陽の放)
関連語:「ほおつき(鬼灯)」

  

10/03/13

  

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