いはわれ  イハワレ  ihaware

  

【磐余】【祝われ】
1.やまあい(山間)。<地名>三輪山と香久山の山間の地。

『ゑしきかいくさ いはわれの かなめによりて みちふさく』ホ29
いはわれの こやにへおねり としこえて こせのほふりや』ホ29

2.(天地から) 祝われる・応援されるさま。

『みきさきと なりてうむみこ かんやまと いはわれひこの みことなり』ホ27

 
[1]
いは(上・大・磐)」+「われ(合/割)
「いは」は「成長したもの・大きなもの」で、ここでは「やま(山)」の意。
「われ」は「わる(合る/割る)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・釣り合う」、裏を返して「B: 離す・分ける」などの意。
つまり「われ」は「なか(中)」「あひ(間)」の同義語。
[2]
いはふ(祝ふ・斎ふ)」+「れ(受身の「る」の連用形)」の名詞化。
「いはふ」はここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「上げる・尊ぶ・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」などの意。
『宣下せ
 ほつま道広む 天地も祝ふね (ホ29)』 の歌に対応していると思われる。

変態:「やまあひ(山間)」
関連語:「つのさはふ(角聳ふ) <磐余にかかる枕詞>」

  

10/08/14

  

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