多の武諸木。
カンヤヰミミの後裔。
景行天皇の熊襲討伐でウナデ、モノベナツハナと共に敵情偵察に当たる。
一計を案じてハナタレ・ミミタレ・アサハギ・ツチオリ・ヰオリを一網打尽に討ち取る。
奈良県磯城郡田原本町大字多字宮ノ内、多坐弥志理都比古
(オオニマスミシリツヒコ) 神社
■「オホ (多・大・太・意富)」は「イホ (斎・祝・敬)」と同じであり、「イホの臣」の神八井耳命を指す。そのまま地名や姓にもなる。
★神武天皇の皇子神八井耳命の後裔とされ、神武の筑紫巡幸に従軍して活躍した火君・大分君・阿蘇君・筑紫三宅連などの集合体が多臣であるとされる。日本書紀に名のある蒋敷は宇吉子に擬せられるが、その妹は百済の豊璋王子の妻となったとされる。太、意富などとも書かれる。
神武天皇━神八井耳命━武宇都彦命━武速前命━敷衍彦命 ━━┳ 武恵賀前命 ━━┓ ┗ 健磐龍命 ┃ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┗ 武諸木[多臣祖]
『オホのタケモロ 紀のウナデ モノベナツハナ この三人 遣りて形を 見せしむる』38文
『時にタケモロ 計らひて
赤衣 袴 引出物 引きてアサハギ 召し寄せて これに引かせて 諸
来れば 悉く殺しつ』38文
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