【逆矛・逆綻/(幸祝・酒寿)】
1.和(あめ)の教えに逆らう者を綻ばす矛。 中央政府の警察力。
2.<1による社会秩序を得て>
世を栄し賑わすもの。
3.<1・2の物実としての>
矛。剣。
『つるきのもとは あめのほこ くにとこたちの よにはまた』ホ23 『とはをして ほこはさかほこ ふたかみは これおもちひて』ホ23 『あめのをしゑに さからえは みにうくあまの さかほこそ』ホ23 『さかほこも うちをさむゆえ たからなり』ホ23 『ふたかみの たまふさかほこ さいわひに そのきおゑれは ゆつるなり』ホ23 『みもろのやまに ほらほりて あまのさかほこ さけなから』ホ23 『またとよけ さかほこののり あめのほし こくらあらわし かつをこき』ホ36 |
[1]
「さか(逆)」+「ほこ(矛・綻)」
[2]
「さかほく」の名詞化。
「さかほく」は「さく(栄く・幸く)」と同義語「ほく(祝ぐ)」の連結。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「上げる・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」などの意。これは「さくる(幸る)」と同義。
『ふたかみは うきはしのゑに さくりうる ほこのしつくの おのころに』ホ2 『とほこもて さくるみほこの したたりか こりなるしまお おのころと』ホ18 |
類語:「あめのほこ(天の矛)」「あまのさかほこ(天の逆矛)」「みほこ(御矛)」
09/10/12
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