かさぬ  カサヌ  kasanu

  

【重ぬ】 (自四・他下二)
A: 合う/合わす。加わる/加える。連なる/連ねる。
<その結果>
D: 正の方向に離れる/離す。「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」

『としおかさねて ねりなれて あれのりみそこ はなわさも』ホ191
『またいつのりお としかさね わさゑたまへは みことのり』ホ192
『やはやつならす ももちよろ かさぬるふしの やえかきそ』ホ23
『なきさにおよく あさけりに はらはひのはち かさぬみは あにのほらんや』ホ26
『ひかりかさぬる としのかす ももなそこよろ ふちよもも なそほへるまて』ホ29

 
かす(和す/上す)」と同義語「さぬ(添ぬ/繁ぬ)」の合成。
ここでは「A: 合う/合わす」、その結果「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。

変態:「かそふ(数う)」「かさむ(嵩む)」「かさる(飾る)
派生語:「かさね(重ね・襲)

  

10/01/06

  

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