【稲田】
1.育成する所。 =た(田・養)・はた(畑)
2.稲を育成する所。
『きしゐのいなた ほをむしに いたむおなけき』ホ1 『むそよとし さみたれよそか ふりつつき いなたみもちに いたみかる』ホ37 |
[1]
「いなつ(往なつ・活なつ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離す」で、「高める・敬う・尊ぶ・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・中心に置く・至らす」などの意。
[2]
「いな(稲)」+「た(田・養)」
【(結和)】
合わせ。結び。契り。いいなづけ。
『のこるひとりの いなたひめ これもはまんと』ホ9 |
「いなつ(結和つ)」の名詞化。
「いなつ」は「いぬ(結ぬ)」と同義語「なつ(和つ)」の合成。
ここでは「A: 合わす・結ぶ・契る」などの意。
類語:「いいなつけ(許嫁)」「ゆひなつけ(許嫁)」「いわくら(磐座/石椋)」
10/06/06
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