ふつぬし  フツヌシ  futunusi

  

【経津主神・(直主/沸主)】<人名>
実直な心の主。ホツマ国の主。

ふつぬしか てたておとえは かなさきの をきなこたゑて』ホ8
ふつぬしそゑて みかつちも いさおしあわせ うたしむる』ホ8
『あのにいたれは かみはかり ふつぬしやりて これおうつ』ホ8
『とけやはなせは ふつぬしか てにとるときに ゆひやふれ』ホ8
ふつぬしもろと ゆかけして さらにむかいて やおもとむ』ホ8
ふつぬしいわく ゆかけあり なんそいたまん うけよとて』ホ8
『いわおけあけて ののしれは ふつぬしをこせ なけいるる』ホ8
『ここすとのみち ををんかみ つはものぬしと ふつぬしと たけみかつちに』ホ8
『またふつぬしは かくやまお つかさとれとて かとりかみ』ホ8
『はにすきまつる かみはかり ふつぬしよしと みないえは』ホ10
『あにたたひとり ふつぬしか まさりてわれは まさらんや』ホ10
『たかきいさみの みかつちや ふつぬしそえて かしまたち』ホ10
『なんちふつぬし あわうわの とふるみちひき さかんなり』ホ10
『かねてほつまと ひたかみの さかいにてまつ ふつぬしか』ホ11
ふつぬしも なこそもかなに かすかまろ すくさのうたに』ホ11
ふつぬしと みかつちつねに はんへりて まつりこともれ』ホ11
ふつぬしむかえ とことおゑ いりますのちに ものかたり』ホ16
ふつぬしこたえ わかおゐの わかひこさきに をしかにて』ホ16
『われはのちやに ふつぬしと ひたちおひなし さつけんと』ホ16
ふつぬしの かとりのみちお ことことく こやねにさつけ かくれます』ホ16
みかつちの ふつのみたまお くらにおく これたてまつれ あひあひと』ホ29
『あまかみの よよのみそきの さきかけは ふつぬしかみも ならふなりけり』ミ逸
『ものかたり こたうふつぬし さほしかに むかふおりふし』ミ逸

 
[1]
ふつ(直)」+「ぬし(主)
「ふつ」は「直ぐなるさま・調和するさま」の意。
これは「ほつま(和統)」の同義語。
[2]
ふつ(沸)」+「ぬし(主)
「ふつ」は「上り・日の昇り・東」などの意。
これもまた「ほつま(東)」の同義語。

別名:「ふつのみたま(直の尊)

  

09/12/14

  

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