【余る】
D:
正の方向に離れる。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・越える」
●ある限界を越える。
●超えた部分。余分。
『あるまうかかふ おゑものお はらふはうたの こゑあまる』ホ1 『をかみのなりて あまるもの あわせてみこお うまんとて』ホ3 『とよくんぬ ももあまるこも あめにゆき あなみのやかみ みそふかみ』ホ18 『もろともに まさかきふその あまるころ わいためあらす』ホ18 『きねのひときお ゐやしろに ゑとのむそかに もりあまる』ホ22 『あまれはつける ものぬしの たたしあかして ふものかは』ホ23 『をかみのうたの そいのかす あうのひひきの あまれるお』ミ10 |
「あむ(上む)」と同義語「まる(満る)」の合成。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。またそのまま名詞にもなる。
変態:「あふる(溢る・炙る)」「あはる(暴る)」「あみる(炙る)」「いふる(燻る)」「いばる(威張る)」
10/01/27
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