ひら  ヒラ  hira

  

【平・開・片・枚】
平らなさま。開いているさま。凸凹・極端がないさま。ぶれのないさま。

『あめつちの ひらけしときに ふたかみの とほこにをさむ』ホ序
ひらはのおたは みつたえす たかたはあめの ふらぬとし たねおほろほす』ホ24
『ゆめのつけ かみおまつれよ かくやまの はにのひらてに ひもろけと』ホ29
『めつきはつひに いきしこを やそひらかなし これをもて』ホ33
『よにますことく みやすひめ きりひのかゐお もるひらへホ40
『こけふはこへな いたひらな すすなすすしろ すせりなす なみそにのそく』ミ7

 
ひる(平る/開る)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・収まる・平る」、裏を返して「B: 離れる・放つ・開く」などの意。

変態:「ひれ(領巾・肩巾)
類語:
いた(板)ひた(直)」たひら(平ら)

 
 

【(縁・辺)】
端。隅。果て。へり。

『いさなみと よもつひらさか ことたちす』ホ5

 
ひる(退る・卑る)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

変態:「へり(縁)」「へろ(辺ろ)」「ひな(鄙)はな(端)」「はた(端)」「はて(果て)

 
 

【(翻)】
回転。循環。往き来。ひらひら翻るさま。帰還。送還。

『みこしなし あすひらおかに おくるとき さるたかこえは ゆるされて』ホ28

 
ひる(翻る)」の名詞化。
ここでは「C: 回る・往き来する・還る」などの意。

変態:「ひれ(鰭・領巾)
類語:「たひら(回翻)


【(刺・苛)】
射ること。刺すこと。刺激。

ひる(射る)」の名詞形で、「いら(刺・苛)」の変態。

変態:「ひりひり」
派生語:「ひらき(柊)

  

10/03/23

  

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