カドヒラキ

→ 語義
  

門開き。
門(角・才)を開くこと。カドは「繁栄・幸運」の意。
開運の物実として、大晦日には門戸を開く。(また柊を飾る。)

また初産に女児の生れることを「門開き」としている。
女児を花に、男児を果実に喩えると、「花が咲かなければ実は結ばない」からである。
  

【門開き】カドビラキ −広辞苑より−
1.初産に女児の生れること。初産は女児がよいとされた。
2.みせびらき。開店。開業。

【一姫二太郎】いちひめにたろう −広辞苑より−
子を持つには、長子は女で、次子は男がよいという言いつたえ。
  

『我 姫子を 設けらん タチカラ吾子を 招かんな 我が喜びの 門開き しかば儲けの 胸の花』16文
『まず姫尊と ばかり言ふ 故にコヤネも よよ 宣詞  "初は姫君"』16文

『年分けの夜は 豆を煎り 穢・鬼 遣らふ 門を開き 引き 塞ぎ ハヱユヅ葉 に年越え』ミ7文

  

  

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