ヒロタジンジャ

 
廣田神社
兵庫県西宮市大社町。 
祭神:天照大御神荒魂 (撞賢木厳之御魂天疎向津媛命)
第一脇殿 住吉三前大神 (筒之男三神)
第二脇殿 八幡三所大神 (應神天皇、神功皇后、仲姫命)
第三脇殿 諏訪健御名方富大神 (大国様の御子神)
第四脇殿 高皇産霊大神 (宮中八神殿の主神)
  

廣田神社は、京の都から西方にある特別に重要な神社ですので、中世の貴族達は「西宮」と別称し、当社への参拝を「西宮」参拝、「西宮」下向と称しました。平安時代の百科事典である『伊呂波字類抄』をはじめ、本居宣長『古事記伝』、伴信友『神名帳考証』にも廣田神社を【西宮】と称したことが記されています。後に、「西宮」の語は廣田神社の荘園である廣田神郷(神戸市東部〜尼崎西部、有馬、猪名川に及ぶ)全体の地名として使われるようになり、近世には末社の南宮や、戎社(現在の西宮戎神社)のある浜南宮を中心とした地域(旧西宮町)の地名となり、現在は西宮市の名称へと受け継がれています。

西宮神社は元は廣田神社の摂社で、そこにはヒルコの伝説がある。
  

■アマテルが世を辞むに際し、后のムカツ姫 (撞賢木厳之御魂天疎向津媛命) にこう言い残している。

『また ヒロタに行きて ワカ姫と 共に妹心 守るべし 我はトヨケと を守る 妹背の道なり』ホ23

したがって廣田神社祭神の「天照大御神荒魂」は本来は妹心を守る「天照大御神和魂」とあるべきなのだろう。
背を守る「荒魂」は籠神社と真名井神社、あるいは伊勢神宮豊受神宮に鎮まる。

  

  

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