花降 (合放・放触)。
受けたり放ったりするもの。行き来するもの。巡るもの。流通するもの。通貨。
具体的にどのようなものを通貨としたかは不明だが、『花降銀』という言葉があることから、貴金属だと思う。
【花降銀】ハナフリギン −広辞苑より−
1.江戸時代、灰吹(はいふき)銀の雑分を除くためにこれを灰吹鍋に入れ、堅炭で紅熱して得た純銀の称。
2.江戸時代、加賀で造られた銀貨の一種。美銀を称したらしい。十両・一両・豆板銀・切銀など種々ある。十両銀には、表面に「花降」「拾両」の字を印する。
『諸 済さず 火灯しヨスナ 君の歌 返し申さく "かがなえて 夜には九の夜 日には十日を"』39文
『ヤマトタケ 火灯し褒めて タケタ村 他はハナフリ』39文
『君
山の日は 靫休み 我が君に言ふ "統君 僕らハナフリ ソロリには タケタ賜はる 何の殊"』39文
『ついにホツマの 政事 天に通れば 悉く 纏ろふ時ぞ 歌は地 力は値 賜はりし』39文
『"我 東西を平け 事成れば身を 滅ぼせる 僕ら休ます 日も無き"
と ナツカハギして ハナフリを みな分け賜ひ』40文
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