にきはふ  ニキハフ  nikihafu

  

【賑わう】
D: 正の方向に離れる。「高まる・勢い付く・栄る・熟成する・優れる・勝る・至る」

『ちゐものあしも みなぬきて たとなしたみも にきはえは』ホ23
『かさるおみれは にきはえと うちはくるしむ そのゆえは』ホ23
『たのしにきはふ とよのくに みそふのあかた みなはやる』ホ25
『とよにきはひて むよろとし へてもあそくに またこえす』ホ25
『ととせにたみも にきはひて よろとしうたふ』ホ27
『みあつくなれは にきはひて かれにほつみの まつりなす』ホ31
『たみかてふゑて にきはえは おほみけぬしの まつりをみ なつく』ホ32

 
にく(熟く・賑く)」と同義語「はふ(栄ふ)」の連結。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。

類語:「にきはす(賑わす)
派生語:「にきわひ(賑わい)

  

09/10/12

  

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