【枕】
何かに備えるもの。前もって置くもの。土台。準備。
『わかのまくらことはのあや』ホ5 『もろかみの かみはかりして ものぬしか まくらことはの ゆゑおとふ』ホ5 『このあちお ぬはたまのよの うたまくら さめてあかるき まえことは』ホ5 『はるかまと こたそこにあり さおむきて きまくらにふせ』ホ21 『しもめして いもとおとさん あたまくら ついにいつわり』ホ24 『ねかはくは われとなんちと みよふまは やすきまくらや たもたんそ』ホ35 『はつひすへらき みゆきして くめたかみやに ひさまくら』ホ35 |
「まく(設く)」の連体形「まくる(設くる)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・対応する・備える」などの意。
【設く】まく [他下二] −広辞苑より− ・あらかじめ用意する。もうける。 万八「天の河相向き立ちて吾が恋ひし君来ますなり紐解き―・けな」 |
変態:「あくら(胡床・胡坐)」「やくら(櫓)」
類語:「もふけ(設け)」「たね(種)」
10/01/16
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