ことわり  コトワリ  kotowari
ことはり  コトハリ  kotohari

  

【断り・判り・理】
1.回帰するところ。もどるところ。結局のところ。帰結。原理・原則。

『やしまなる よろますたみも うくめきて みちならえぬも ことわりと』ホ4
『いつもやゑかき おほなむち みつれはかくる ことはりか』
ホ10
『たかみむすひの たたしゑた ことわりあれは みことのり』ホ10
『これことわりと くにめくる ものぬしふれて もののへら』ホ28
『ふのきにの あらそうとみの ことわりお やわせはたみの ふゆそきにける』フふきに

2.伝え。告げ。申し出。

『やよいかすかの としをいて まつりやすまん ことわりに』ホ20

 
「ことわり」は「ことわる(断る・判る)」の名詞化。
「ことわる」は
こつ(越つ・遣つ)」と同義語「はる(払る)」の連結。
ここでは「C: 回る/回す・行き来する/させる・還る/還す」などの意。

類語:「もとおり」「こころ

  

09/12/04

  

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