けかる  ケカル  kekaru

  

【穢る・汚る】
B: 離れる。それる。反る。偏る。曲る。
E: 負の方向に離れる。
「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」

『われけかれなは ひめおゑて ともはちみんと ちかいさる』ホ7
『あやまりて けかるるときに はらむこは かならすあるる』ホ7
『をせはけかるる にすてかま めはかくさるる つくまなへ』ホ13
『うくめくたみに めもけかれ あしきうたゑに みみけかれホ15
『けのししはめは しむけかれ よつなるししは かほすきて ちちみけかれホ15
『ちけかれゆえに たまのをも みたれてもとに かえらねは』ホ15
『わかみみも けかるるあかお みそきせし なからふみちお よろこへは』ホ15
『なんちしれ こわおにわとす かれにわや しらてけかるや』ホ21

 
けく(離く/倒く)」と同義語「かる(曲る/枯る)」の合成。

ここでは「B: 離れる・それる・曲る」、また「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

変態:「こける(転ける・倒ける・痩ける)」「かける(欠ける・陰る)」
類語:「かる(枯る)」「くる(暮る)」「こる(懲る)
派生語:「けかれ(穢れ)」「けからし(穢らし)

  

09/11/23

  

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