あやにしき  アヤニシキ  ayanisiki

  

【綾錦】
1.綾織錦織
2.「地の政」と「天の祭」の物実。 

『たなはたかみと たはたかみ おなしまつりの あやにしきホ23
『そのよそい あやにしききて たまかさり かむりはひくつ はらののり』ホ27

 
あや(合・綾)」+「にしき(熟しき・錦)
「あや」はここでは「合わせ・交わり・治め・政」などの意。
「にしき」はここでは「敬い・畏み・祭り」などの意。

まつり(政と祭)」を織る機に喩えて説明した表現。
「綾織」は「埴の社」に田畑神を祭る時の衣服で、これは「地の政」の物実。
「錦織」は「天幸の宮地優の宮」に棚機神を祭る時の衣服で、これは「天神を敬う」物実。
さらに「綾織・錦織」は経糸が3200本で、これは葦原国の1,500村を司る臣の数と同じであり、
「地の政」を司る臣の数を身に付けて
天の祭りを行うという意味が込められている。

類語:「あやにしこり(綾錦織)

  

10/07/18

  

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