うえみぬきぬ  ウエミヌキヌ  ueminukinu

  

【飢え見ぬ衣】
憂き目を見ない衣服。困窮に遭わない衣服。
 ●<具体的には> 染め飾り無き木綿の衣。

『へのいさの ふねはをしゑの をおなむち うえみぬきぬお かふりゐさめつ』フへゐさ

 
うえ(飢え)」+「み(見)」+「ぬ(打消)」+「きぬ(衣)
 

『夏はヌサ 績みて布織り 冬はユキ 撚りて木綿織り 着る時は 上下万々の 気も安ぐ』23
『木綿・布・絹を 染め飾る これ為す人は 耕さで 暇欠く故に 田も粗れて たとひ実れど 乏しくて』
23
『飾りより 驕りになりて 研ぎ化かる 果てはハタレの 地乱れ  民安からず 故常に 民の癒すき 木綿を着る』23

  

15/08/18

   

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