(弦召)
サホコチタルのソシモリを担う弓削。
ソシモリ(裾守)
は、サキモリ(防人)
と同じ。
ツルメソは個人名と思われるが、意味は「弦を張る者」で、これは「弓削(弓造り)」と同じ。
放浪していたソサノヲは、このツルメソの家に転がり込む。
またヤマタノオロチと対戦するとき、イナダ姫をこの弓削家に隠す。
島根県松江市佐草町字八雲床、佐久佐
(サクサ)
神社、奥の院
【弦召・弦売僧】ツルメソ −広辞苑より−
犬神人(いぬじにん)の異称。弓の弦などを作り、「つる召そう」と呼んで行商したからいう。中世、京都祇園の八坂神社の隷属民。洛中の死屍の始末などに当るとともに、平常は沓・弓弦などの製造を業とし、八坂神社の下級武士ともなった。また祇園祭の神幸に道路を清掃する役目を負った。
『ついに根の国 サホコなる 弓削の疎守 ツルメソが 家戸に噤むや 血の虫』9文
『姫は弓削屋に 隠し入れ スサは優みの 姫姿』9文
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