タカベジンジャ(1)

 
高家神社 (血の宮)
香川県坂出市高屋町。 
祭神:天道根命、崇徳天皇、待賢門院
  

往古ここに高家首の一族が居住し、遠祖の天道根命を奉斎して氏神とした。里人には森の宮とも奉称され貞観九年(八六六)従五位下を奉られている。崇徳天皇は長寛二年(一一六四)九月十六日白峰で御葬祭奉仕の途次、高屋村阿気の地で御棺を休め奉った時俄に風雨雷鳴があり、葬祭の後村人畏んで天皇の神霊を当社の相殿に奉斎し、御棺を駐め奉った台石も社内に納めたので俗に崇徳天皇血の宮とも称えられている。

  

  

タカベジンジャ(2)

 
高家神社
千葉県安房郡千倉町南朝夷。 
祭神:磐鹿六雁命 (高倍神)
『日本地理志料』では祭神:天道根命 (彦狭知命の子、高家首の祖神)
  

景行天皇が皇子日本武尊の東国平定の事績を偲ぴ、安房の浮島の宮に行幸された折、侍臣の磐鹿六雁命が、弓の弦をとり海に人れた所堅魚を釣りあげ、また砂浜を歩いている時、足に触れたものを採ると白蛤(=はまぐり)がとれた。磐鹿六雁命はこの堅魚と白蛤を膾にして差し上げたところ、天皇は大いに賞味され、その料理の技を厚く賞せられ、膳大伴部を賜った。この功により若狭の国、安房の国の長と定められ、以後代々子孫は膳の職を継ぎ、もし世継ぎの無いときは、天皇の皇子を継がせ、他の氏を交えず、皇室の食事を司るよう賜った。また、大いなる瓶(かめ=ベ)に例え、高倍さまとして宮中醤院で醤抽醸造・調味料の神として祀られている。

  

  

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