水島。水嶋。
熊本県八代市の球磨川河口の近くにある水島 (熊本県八代市水島町)。
景行のクマソ討伐の帰りに葦北の小島に行く。日照りがきつく君は水を欲し、ヤマベコヒダリが、水を天に祈ったところ、水が湧き出たのでこの島の名をミズシマ(水島)と名付ける。
★水島は、八代海に面した球磨川の河口に位置する東西約93m、南北約37m、海抜約11mの小島である。石灰岩質の島本体と周囲に点在する大小の岩石群からなり、不知火海(八代海)と天草の島々とを背景に優れた景観をなしている。この島は、古来から我が国の主要な文献に登場するなど著名な島であった。日本書紀には、「水島」の名前の起こりとして、「海路より葦北の小島に泊りて進食す。(中略)忽ちに寒泉崖の傍より湧き出づ。乃ち酌みて献る。故其の島を號けて水嶋と曰ふ」(景行天皇十八年)とあり、景行天皇がこの地をおとずれた時、島から湧き出た水を献上したとの故事が記されている。現在は涸れているが、昭和30年頃までは島の南東部に湧水が見られたという。
★『葦北の 野坂の浦ゆ 船出して 水島に行かむ 波立つなゆめ』万三
『聞きし如 まこと貴く 奇すしくも 神さびをるか これの水島』万三
『二十日葦北 孤島にて 日照りに暑く 水を召す』38文
『ヤマベコヒダリ 水無きを 天地に祈れば 岩角に 清水
湧き出る これ捧ぐ 故に名付くる 水島ぞ』38文
【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】