愛宕神社 (阿多古神社)
京都府京都市右京区嵯峨愛宕町。
祭神:
【本殿】伊弉冉尊、埴山姫神、天熊人命、稚産霊神、豊受姫命
【若宮】雷神、迦遇槌命 破无神
全国に約900社ある愛宕神社の総本社である。山城・丹波国境の愛宕山 (標高924m) 山頂に鎮座する。古くより比叡山と共に信仰を集め、神仏習合時代は愛宕権現を祀る白雲寺として知られた。
火伏せ・防火に霊験のある神社として知られ、「火迺要慎(ひのようじん)」と書かれた愛宕神社の火伏札は京都の多くの家庭の台所や飲食店の厨房や会社の茶室などに貼られている。また「愛宕の三つ参り」として、3歳までに参拝すると一生火事に遭わないと言われる。
■他の愛宕神社では、主祭神を火産霊命(ほむすびのみこと)
としている所が多く、これは迦遇槌命を指すと思われる。また東京都港区の愛宕神社のように、罔象女命(みずはめのめのみこと)
を祭神に加えている所もある。
■この神社の祭神は、イサナミがその断末魔に生んだ神々を祭っている
(天熊人命を除く)。
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