ぬはたま  ヌハタマ  nuhatama

  

【(萎垂/萎霊/萎玉)・射干玉】
1.負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」さま 

『そろにみのりて ぬはたまの よのかておうる おんたから』ホ1
『あしひきはやま ほのほのは あけぬはたまは よるのたね』ホ5
『このあちお ぬはたまのよの うたまくら さめてあかるき まえことは』ホ5
ぬはたまの あかおはなるる みしほあひ』ミ逸

2.負の方向に離れる霊。衰退のエネルギー。

『あかたまの わかひるのるは あおきたま くれひのみたま ぬはたまなりき』ホ4

3.黒い玉。ヒアフギの種。 陰・穢・衰・暗・夜・世 などの物実

『そのおしくさは ぬはたまの はなはほのほの からすはの』ホ1

 
[1]
ぬは(萎)」と同義語「たま(垂)」の連結。
「ぬは」は「ぬふ(萎ふ)」の名詞化。「たま」は「たむ(垂む)」の名詞化。
両語ともここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」などの意。これは陽陰の精製過程で重く沈んで水埴となった「陰」の属性を表し、「穢・衰・暗・夜・世」などを表す。
[2]
ぬは(萎)」+「たま(霊/玉・球)

変態:「うはたま(烏羽玉)」「むはたま」

  

10/02/27

 

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