【野山を化ゆ】
野山(地中の水分)を沸かして化けさす。
『ときにはたれの いそらかみ のやまおかゑて むらくもや』ホ8 『はるなははみち のもやまも かゑてむらくも ほのほふき』ホ8 |
「のやま(野山)」
を 「かゆ(化ゆ)」
「のやま」はここでは「地・土・埴」、またそれが含む「水」を表し、「やまかわ(山川)」「ひめ(埴水)」などとも表現されている。
「かゆ」はここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「勢いづけて化けさす」の意。
類語:「やまかわあふる(山川炙る)」「ひめおとる(埴水躍る)」
15/08/18
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