【丸屋・円屋】
1.(方屋に対して) 円形の屋。
2.主屋以外の屋。従属的な屋。どうでもいい屋。粗末な屋。ボロ屋。
『つきよみやりて うるそたね ゑんといたれは まるやにて』ホ15 『まるけたともに やつくりの もとはとこたち』ホ21 |
ホ21文に『円・方共に 屋造りの 本はトコタチ』とあり、「円屋」と「方屋」の建物の種類があったことが伺えるが、それ以上のことは言及されていない。ただ古代日本では建物は「南向き」であることが尊重されていたことから考えると、「円屋」では方位が曖昧となるので「方屋」が望ましいとされていたのではないかと思われる。そこで中核となる建物(主屋)は「方屋」に造り、それ以外の付属的な建物(物置や便所など)は「円屋」に造ったのではないかと推測する。あるいはこの辺りに前方後円墳の起源が潜んでいるかもしれない。
[2]
「まる(放る/転る)」+「や(屋)」
1から転じて「主屋の周りの屋・従属的な屋」「離れ屋・側屋」「粗末な屋・ボロ屋」。
変態:「まろや(丸屋)」「むろや(室屋)」
類語:「よこや(横屋)」「しるや(離屋)」
【丸屋】まろや −広辞苑より− 茅や葦などで葺(ふ)いたそまつな家。かりほ。 枕二八九「屋は、―、あづまや」 |
10/12/25
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