サイジンジャ

 
狭井神社 (大神神社摂社)
奈良県桜井市大字三輪狭井。 
祭神:大神荒魂神大物主神姫蹈鞴五十鈴姫命勢夜陀多良姫命事代主神
   

通称、花鎮社。垂仁天皇のころに創始という。垂仁天皇が淳名城椎姫命に命じて大倭大神を一時「大市の長岡岬」に祀ったとされ、長岡岬が狭井神社社地と伝承されている。「大宝神祇令」に、季春(三月)鎮花祭とあり、その義解に「大神・狭井の二祭なり。春花飛散の時において、疫神分散して癘を行ふ。その鎮遏のために必ずこの祭あり。故に鎮花といふ」とあるので、大神荒魂神の神格が明らかである。この神が疫神であると同時に鎮疫神ということになり、このため疫病鎮圧を祈ることとなる。
  

★祭神の大神荒魂神(オオミワアラミタマノカミ)は、オオモノヌシの荒々しい面をあらわす神格と言われています。この神社の有名な祭りに「鎮花祭(はなしずめの祭り)」というものがあります。疫病封じの祭りとされていますが、疫病は大物主神がもたらしたのですから、要は大物主神を神体山のみに封じ込め、なだめ鎮めるために始まった祭りだと考えていいでしょうね。
★狭井川の名の由来は山百合の古名の「サイ」からといい、この川辺には百合が多かったという。また三輪と百合の関係は深く、狭井神社の鎮花祭はもちろん、末社の奈良市にある率川神社の三枝祭でも、神前に神酒と共に三輪山の麓で採った笹百合の花を献じる習いとなっている。
■大物主神の荒霊はここに祭られているが、和霊は金刀比羅宮に祭られている。

  

  

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