とおし  トオシ  toosi
とほし  トホシ  tohosi

  

【遠し】
離れる如し。隔たる如し。

『つみとかの たたしもとほき あめとつち ととかぬことお おもふなり』ホ17
『よろちはとおし ひととせも へさるおせめは よのはちは』ホ20
『あめつちさりて とおけれは わたくしたつる このゆえに』ホ23
『みとかみと きはとほからす とのゆかも うつはもともに すみきたる』ホ33
『いろのつすうた いさとほし ゆきのよろしも おほよすからも』ホ33
『つきよりちかき ひはとおく つきはなかはに ちかきゆえ ならへみるなり』ミ6
『あめつちさるも とおからつ ひことにのほる とゆけかみ』ミ逸

 
とお(遠)」+「し(形容詞語尾)
「とお」は「とふ(外ふ/飛ぶ)」の名詞化。

 
 

【乏し】
E: 負の方向に離れる如し。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」如し
  ●絶える如し。

『ほしきおも ゐゑわさなせよ とほしくと ぬすまはかるる』ホ17
『ひまかくゆえに たもあれて たとひみのれと とほしくて』ホ23

 
「とほ」+「し(形容詞語尾)
「とほ」は「とふ(絶ふ)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

 
 

【灯し・点し】
正の方向に離すこと。「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」こと

とほす(点す・灯す)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「上げる・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・中心に置く・至らす」などの意。

変態:「ともし(灯し・点し)」

  

10/12/29

  

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