裏鏡。心鏡。
2枚の鏡を使って後姿を見るとき、背後に配置する鏡。
通常の目 (表鏡)
では見えない部分を見るために使う。表裏の鏡は正確に連動させる必要がある。
これから「人の目には見えない内面の真実を映す鏡」「心を写す鏡」の意が生まれる。
この機能を表した別名がマフツの鏡・マス鏡。
表鏡を人の目(地の目)とすると、裏鏡は神の目(天の目)に喩えられる。
表鏡は人の身を写し、裏鏡は人の心を写すが、身と心は表裏一体である。
また裏鏡は表鏡の象をひっくり返して映す(人の外見と心は裏腹)。
参照:マスガガミ
【心】うら −広辞苑より−
(表に見えないものの意で)
こころ。おもい。
『魚の目と 代わる人目の 裏鏡 左に持てば 右に見え 左へ遣れば 右に行く 向ふへ遣れば 前に寄る』17文
『みな翻る この鏡 何のためぞや』17文
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