モチウコ

→ 語義
  

不明。 オコロはこれに似るという。
「うごもつ」という動詞がある。これを「うく (浮く)」+「もつ (持つ・盛つ)」の複合動詞と見て、前後ひっくり返すと「もちうく」となる。「もちうく」の名詞形が「モチウコ」と考える。
よってモチウコも「(土を) 持ち上げる・盛り上げるもの」という意で、オコロと語義は同じだということになる。
  

【墳つ】うごもつ −広辞苑より−
土が高くもりあがる。うぐもつ。うごもる。うぐろもつ

そして「うぐろもつ」という動詞の名詞形が「うぐろもち」で、モグラの異称だという。

  

【土豹】うぐろもち −広辞苑より−
(動詞ウグロモツの連用形から) モグラの異称。「うぐらもち」とも。

【土竜】モグラ −広辞苑より−
地中にトンネルを作り、ミミズや昆虫の幼虫を食べ、土を隆起させ、農作物に害を与える。むぐら。うぐら。もぐらもちうごろもち。田鼠(でんそ)
  

http://www.ranhaku.com/web01/c2/1_14.html 
土の中を主なすみかとしている獣たちがいます。それはモグラやネズミの仲間です。ヒミズ。アカネズミ。
★『Wikipedia』日本には、一部の地区でネズミは大黒天の使いであるとするネズミ信仰がある。正月などに家内安全、五穀豊穣を祈り、ネズミの通り道に餅などを供える風習がある。
  

『先に宮場に オコロあり モチウコに似て 炎 吐く  民ら恐れて これ告げる』21文

  

  

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