よこし  ヨコシ  yokosi

  

【(遣し/汚し)・脾】
1.それるさま。外れるさま。中心にないさま。
2.負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま

 ●脾臓。(腹部の端に位置する)

『しゐのねは むらとこころは ふくしゆふ よくらよこしや』ホ17
『ときはかまわす あまきには よこしむさほる こころさし』ホ17
『あきみはあつき あまにかく よこしうるほひ むねおたす』ホ24

 ●「たみ(民)」に喩えられる。卑しい者。卑賤の者。

よこしはたみよ ふくしかき むらとはならす わたそえて』ホ17
『ときはかまわす あまきには よこしむさほる こころさし』ホ17
『へのおれは まつりみたるる うはなりに よこしとつれは たみもおそれよ』フへおれ

 
よこす(遣す・汚す・讒す)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる/離す・それる/そらす・外れる/外す・曲る/曲げる」、また「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

関連語:「ひはら(脾腹)
 

【脾】よこし  −広辞苑より−
脾臓(ひぞう)のこと。〈和名抄三〉
 
−Wikipedia『脾臓』より−
東洋医学でいう五臓六腑(五臓:肝・心・脾・肺・腎)の一つである「脾」は「脾臓」とは異なっている。五臓の「脾」は主に消化吸収などを担っており、解剖学的に対応する臓器はむしろ「膵臓(すいぞう)」である。これは脾臓と膵臓を別の臓とは考えず、ひとつの臓(脾臓+膵臓=脾)と考えられていたのではないかという説もあるが、正確な理由は現在もわかっていない。

  

09/09/14

  

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