1961年 (昭和36年) 10月19日 木曜   前の記事 目次 次の記事
 ライヴ演奏:リザーランド・タウン・ホール/リヴァプール

  
ビートルズは、ハンブルグに滞在を終えた後イギリスに戻り、1960年12月27日にリザーランド・タウン・ホール (Litherland Town Hall) で行われた帰国公演で記念碑的な大成功をおさめている。この日は、彼らのそのホールへの18度目の出演であった。

この夜のショーはブライアン・ケリー (Brian Kelly) によって主催された。北リヴァプールのあらゆる会場で、彼の率いるビーケー・プロモーション社 (Beekay Promotion) の企画するイベントが催されていた。

この日の他の出演者には、ジェリー&ザ・ペースメーカーズ (Gerry & The Pacemakers)、それにリヴァプールのもう一つのトップ・ビート・グループである、カール・テリー&ザ・クルーザーズ (Karl Terry & The Cruisers) がいた。

この夜はビートルズとペースメーカーズがステージで共演して『ビートメーカーズ (The Beatmakers)』になったらどうかという提案があった。そこでジョージがリードギター、ポールはリズムギター、ピートとフレディ・マースデン (Freddy Marsden) は二人でピートのドラムセットを叩き、レス・マグワイア (Les Maguire) はサキソフォン、レス・チャッドウィック (Les Chadwick) がベースギター、ジョンはピアノを弾き、ジェリー・マースデン (Gerry Marsden) がリードギターとヴォーカル、カール・テリーもヴォーカルを取るという、豪華な(?) 共演が実現した。

ビートルズはリザーランド・タウン・ホールに20回出演している。その最後のショーは1961年11月9日に行われる。

  

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