1962年 (昭和37年) 3月22日 木曜 | 前の記事 | 目次 | 次の記事 | |
ライヴ演奏:キャバーン・クラブ (夜) /リヴァプール |
これは彼らの62回目のキャバーンのイブニングショーへの出演だった。この夜ビートルズは、昼のランチタイムショーに出演していたアメリカのグループ、ペピー&ザ・ニューヨーク・ツイスターズ
(Peppy & The New York Twisters) をサポートした。
ツイスト (Twist) というダンスが出てきた時、ニューヨークからペピーというイタリア系のアメリカ人がキャバーンに来て、踊り方をデモンストレーションしたんだ。僕はそのダンスのデモを見たことがなかったので、彼の30分ほどのダンスはとても素晴らしかった。リヴァプールではみんなジャイヴを踊っていたので、ツイストはまだ知られていなかったんだ。ビートルズは『ピンホィール・ツイスト (Pinwheel Twist)』という曲を作ったが、それは素晴らしかった。優れたアレンジのツイスト・ソングだったよ。 | |
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アール・プレストン (地元ミュージシャン) |
ペピー&ザ・ニューヨーク・ツイスターズのステージが終わった後、しばらくしてビートルズが舞台に上がり、楽屋で『ピンホィール・ツイスト (Pinwheel Twist)』という曲を作ったと言った。それは C-F-G のコード進行で、ただ「Come on, do the pinwheel twist」と歌うだけだった。大した曲ではなかったけど、彼らが楽屋でもステージに耳を傾けていたことがわかったし、休憩の合間に曲を作ったと言う話を僕は初めて聞いた。僕はその自然発生的な感じが好きだった。それはビートルズが持つもう一つの新しさだった。 | |
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デイヴ・ドーヴァー (地元ミュージシャン) |
ビートルズのキャバーン・クラブへの正確な出演回数は判っていない。しかし1961年2月9日から1963年8月3日までの期間に、少なくともランチタイムショーで155回、イブニングショーで125回の演奏を行っている。
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ライヴ演奏 ノッティ・アッシュ・ヴィレッジ・ ホール |
ライヴ演奏 ヘスウォール・ジャズ・クラブ |