1960年 (昭和35年) 6月13日 月曜 | 前の記事 | 目次 | 次の記事 | |
ライヴ演奏:ジャカランダ・コーヒー・バー/リヴァプール |
ドラマーのトミー・ムーア (Tommy Moore) は、6月11日のグローブナー・ボールルーム
(Grosvenor Ballroom) に出演することなくシルバー・ビートルズ
(The Silver Beetles)
を脱退したのだが、この日最後に1回だけアラン・ウィリアムズ
(Allan Williams) のジャカランダ・コーヒー・バー (Jacaranda
Coffee Bar) で演奏した。
ムーアはノーマン・チャップマン (Norman Chapman)
の一時的な代用だった。しかし新ドラマーのチャップマンも兵役に召集される前の3週間しか続かなかった。その後シルバー・ビートルズは数々の代役を使い、またグループ内で演奏する楽器を交換したりしている。
数々のドラマーがやって来ては去っていった。3人目くらいの時、彼らが置き残していったドラムの残骸で、ドラムセットが一揃い組めるくらいになっていた。それでポールがドラマーをやることにした。彼は結構上手かった、少なくとも「可」だった。それは結局1回限りの仕事で終わったんだけど、僕はよく覚えている。それはロード・ウッドバイン (Load Woodbine) と呼ばれる奴が所有するアッパー・パーラマント通り (Upper Parliament Street) にあるストリップ・クラブだった。それは午後だった。地元のストリッパーと5人ほどの変質者がいた。僕らはそのストリッパーの伴奏のために駆り出されんだ。ポールがドラム、ジョンと僕がギター、スチュアートはベースだった。 | |
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ジョージ・ハリスン |
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ライヴ演奏 グローブナー・ボールルーム |
ライヴ演奏 グローブナー・ボールルーム |