1963年 (昭和38年) 1月6日 日曜 前の記事 目次 次の記事
 ライヴ演奏:ビーチ・ボールルーム/アバディーン

  
これはビートルズの4日間 (当初の予定では5日間) のスコットランド・ツアーの最終日であった。彼らはアバディーン (Aberdeen) のシー・ビーチにあるビーチ・ボールルーム (Beach Ballroom) に出演した。

入場料は3シリングで、広告には「ザ・ビートルズが特別ゲストのザ・ジョニー・スコット・バンド・ショー」(Johnny Scott Band Show featuring The Beatles) と歌われた。

  

 

この日に彼らに対する反応は賛否入り混じっていて、中にはショーの間絶えずブーイングしていた人々もいた。
  

彼らはまだ磨かれていない部分もあったし、音響システムも完全じゃなかったので、彼らの受けた反応はさまざまだった。でもエネルギーが充満している感じはわかったと思うよ。

彼らが演った大半の曲はチャック・ベリー (Chuck Berry) なんかのカバーで、レノン=マッカートニーの偉大な曲はそれから後のことだった。でもあの場に居合わせたことを幸福に感じるよ。

 

ゲリー・スキャンロン

  
ビートルズはこの出演で45ポンドの報酬を得ている。しかし彼らがその後アバディーンに戻ってくることはなかった。
  

僕らはみんなで行って、彼らはすごいと思った。ジョン・レノンはすごかった。僕にとって彼の声は真のロックンロールで、彼はそれにぴったりはまってた。

あの当時、音楽は分岐点にあった。ビートルズがやってたことは完全に他とは違っていた。その違いがわからない人もいたけどね。

でも彼らはビーチでも好評で喝采を受けていたよ。

 

ノーマン・シアラー

  

  

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