ヤマクヒ・ヤマクイ・ワカヤマクイ

→ やまくひ わかやまくい
  

山咋(山構ひ)。若山咋(分山構ひ)。
ホツマツタヱには記述がないが、古事記の記事を信じれば、オオトシクラムスビの子。

ニニキネの命により山背の野を掘り、その土をオキツボの峰に盛って大日山を模した日似山(一枝山)を造る。
ワカヤマクイ (古事記に大山咋の甥とある) は「分山構ひ」の意で、「分山」とは「大日山」を写した「日似の山」を指すものと思われ、これはヤマクヒと同一人物と推測する。

一時シノ宮に居たらしく、シガの守が海幸彦の鉤を返しに行く時に招かれている。
ウガヤは都を多賀に移して以降は、シノ宮の地域はヤマクイが治めを預かったと推測される。
高野の森に隠れ住んでワケツチ神を祭るタマヨリ姫への勅使となり、姫を宮に迎える。
  

滋賀県大津市坂本本町、日吉 (ヒエ) 神社
京都府京都市西京区嵐山宮町、松尾 (マツオ) 大社
奈良県橿原市石川町宮ノ本、大歳 (オオトシ) 神社
奈良県奈良市法蓮佐保田町、狭岡 (サオカ) 神社

  

  イサナギ┐┌ヒルコ     ┌オオヤヒコ
     ├┼アマテル    ├オオヤ姫      ┌クシヒコ──コモリ
 イサナミ┘├ツキヨミ    ├ツマツ姫      ├タカコ
      └ソサノヲ───┐├コトヤソ      ├タカヒコネ
              │├オホナムチ─────┴シマツウシ─… … …シマツミチヒコアカツチ──??─┬サワラノ├┤
│        └ユツヒコ│├カツラギヒトコトヌシカツテ────??─ツルギネアシナツチ┐       ││          └アカホシ
      ├イナタ姫───┘├オオトシクラムスビ─┬オキツヒコ
 テニツキ─┘        │          └ヤマクイ
               └スセリ姫
  
  

『"汝ヤマクヒ 山後 野を堀り 土を ここに上げ 太陽の山を 写すべし" 一枝に足り ヒヱの山24文
は鉤を得て 喜びに シガの守して 返さしむ ワニに乗り行き シノ宮で ヤマクイ招き 諸共に ウカワに行けば』25文

会いて 問えばヤマクイ "これ昔 が鉤を借り 取られしを 今 取返し 弟宮から シガの守して 返さしむ"』25文
『応えて "否や 朽ち糸を 換えて貸すはず 知ればサチ 知らねばへ 駒這いに 詫び言あれ" と』25文
ヤマクイも 馳せ行きの 手を引けば シガまた投ぐる の水 溢れて既に 沈む時』25文
『" 助けよ  永く の駒して 糧 受けん" ここに許して 迎ひ船 宮に帰りて 睦みてぞ去る』25文
ワカヤマクイが 申さくは "御使人ならで  来ぬ故は ワケツチ神を 常 祭る 召せば祭の 欠くる故なり"』27文
ヤマクイをして 召す時に 上れば 見給ひて 氏名を問えば 姫答え』27文
ヤマクイの タカマを乞えば 草薙ぎて 九星を纏る ユキの宮ミ6文

  

  

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】