クニサツチ

→ 語義
  

国狭槌尊。
ミナカヌシから始まる二十世に続き、八方の国(トホカミヱヒタメの各国)を治める代嗣の君で、クニトコタチの第二世代に当る。各々五人の御子を生む。五人の内の一人が代嗣御子で、これがトヨクンヌ
日本の場合、クニサツチはトヨクンヌとハコクニウケモチを生み、トヨクンヌは中国(中央部)を治め、ハコクニはヒタカミを拓き治める。以後、双方の子孫は共同で日本を統べたようだ。

  

                                  ┏クラキネ
                                  ┃
クニトコタチクニサツチトヨクンヌウヒチニツノクヰオモタル ┣ココリ姫
            ┃          ┃          ┃
            ┃          ┗アメヨロヅアワナギイサナギ
            ┃             ↑  ┃       ┃
            ┃             ┃  ┗サクナギ   ┣ヒルコ
            ┃             ┗━━━┓      ┃
            ┣ハコクニキノトコタチアメカガミ┛      ┣アマテル
            ┃           ┃            ┃
            ┃           ┗ムスビ(2)┓       ┣ツキヨミ
            ┗ウケモチ             ┃       ┃
                                       ┏━━━━━━━━━┛       ┣ソサノヲ
                    ┃                               ┃
                                       ┗ムスビ(3)━ムスビ(4)━トヨケイサナミ
                                   ┃
                                   ┣ヤソキネ
                                   ┃
                                   ┣カンサヒ
                                   ┃
                                   ┗ツハモノヌシ
  
※クニトコタチは、ここではミナカヌシトホカミヱヒタメキツヲサネアミヤシナウの総称。

  

滋賀県蒲生郡竜王町、苗村 (ナムラ) 神社
  

ウヒチニの養子に入ったアメヨロヅから逆算すると、ハコクニはおおよそトヨクンヌと同一世代に当たる。クニサツチの五人の子の内、一人が代嗣(君)でトヨヌンヌ。ハコクニとウケモチが臣となった二人ということか。
   

『代嗣の尊は クニサツチ サキリの道を 受けざれば サツチに治む 八御子尊 各々御子を 五人生む』2文
クニトコタチの 纏る 御供は木の実か クニサツチ 生むウケモチの 八代の孫 今のカダなり』15文
クニトコタチの 八下り子 何クニサツチ 八方主と なりてトホカミ ヱヒタメの 国に生む子は 三件の 君・臣・民ぞ』18文

  

  

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