やく  ヤク  yaku

  

【(和く)・やく・やぐ】<名詞の動詞化>
A: 合う/合わす。添える。為す。する。

変態:「なく(和ぐ)」「はく(接ぐ・佩く)」「まく(巻く)」「めく」
派生語:「やから(族)」「やこ(奴)」「〜やか」「世話をやく」「やくら(櫓)

 
 

【(離く・分く・遣く)】
B: 離れる/離す。分れる/分ける。放つ。払う。発す。そる/そらす。曲る/曲げる。

変態:「よく(避く)」「わく(分く・湧く)」「あく(空く)」「なく(投ぐ)」「はく(剥ぐ)」「まく(撒く・曲ぐ)

 
 

【(往く・送く)】
C: 往き来する/させる。回る/回す。還る/還す。回帰する/させる。

変態:「ゆく(往く)」「いく(往く)」「おく(送く)」「あく(明く)」「うく(動く)」「ふく(振く)」「まく(巻く)

  
 

【焼く・(弥く・活く・熟く)】
D: 正の方向に離れる/離す。
「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」

『さらりむしさり ゑおはらひ やはりわかやき よみかえる』ホ1
『いつるわかひの かかやきて しらやまひめは うふゆなす』ホ4
『みくまのの みやまきやくお のそかんと うむほのかみの かくつちに』
ホ5
やかれてまさに おわるまに うむつちのかみ はにやすと みつみつはめそ』ホ5
『ほのほおはきて むろやけは たつためまねき これおけす』ホ8
『たとふれは しほのあちあり はからねは あちなしやけと しほならす』ホ12
『あたたねならは ほろひんと ひおつけやけは あつかりて はひいてんとす』ホ24
『これおろちあり くにかみの ひめおのむゆえ みなやけは』ホ25
『はらみのやまの よきくさも ゐもとせまえに やけうせし』ホ32
『すそのやつうみ みつうまり やくれとなかは かわらしと みつくりのうた』ホ32
『きみはけにとや ゆきもとむ あたのおやきて あさむけは』ホ39
『もえくさとひて あたいくさ やきほろほせは やけつのや』ホ39
『やすんせて やつかれはしめ おのおのか まさにやけお いのりまし』ホ39
『ささおけとんと もちやきて かゆはしらなす かみありの かゆふとまにや』ミ7
『をのそのは やけてあわたの とりえあり みつとりえねは そののもえくさ』フをその

 
変態:「ゆく(活く・生く)」「わく(沸く)
あく(上ぐ・揚ぐ)」「はく(化く)
派生語:「かかやく(輝く)」「みやこ(都)」「やかて(軈て)」「やふやく(漸く)」「すみやか(速やか)

 
 

【焼】
正の方向に離すこと。「上げる・敬う・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・至らす」こと

やくしほすかの うつわもの はめはみのあか まぬかるる』ホ15

 
「やく(焼く)」の名詞化。

  

10/02/07

  

 基本理論はこちら

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】